こんにちは!ASUKAです。
今回はパワームーブ30種の難易度順を発表したいと思います!
ブレイクダンス初心者の人や経験が浅い人にとってパワームーブの難易度はイメージしづらいと思っています。
自分がパワームーブ始めたての時は、難易度ランキングってどうなってるのかずっと気になっていましたw
僕が約6〜7年ブレイクやってきて、技の難易度がやっとわかってきたのでまとめてみました!
習得期間の目安も載せています!ブレイクやパワームーブを最近始めた人はこれを参考に全体のイメージを掴んでもらって、目標設定などに役立てて下さい👍
↓動画はこちらから!!↓
- 初級(〜★★★)
- 中級(〜★★★★★★)
- 1990(1周)(★★★★)
- 2000(1周)(★★★★)
- ノーハンドウインド(★★★★)
- ヘッドスピン[コンティ(手有り)10周](★★★★)
- エートラ1発(★★★★★)
- ステッピン(片手ラビット10回)(★★★★★)
- ヘッドスピン(グライド10周)(★★★★★★)
- トーマス(10周)(★★★★★★)
- ウインドスイッチ(両軸)(★★★★★★)
- ベビーウインドミル(★★★★★★)
- エルボーエアー1発、エアー1発(★★★★★★)
- チェアートラックス1発(★★★★★★)
- 上級(〜★★★★★★★★★★)
- ワープ(★★★★★★★)
- ダブルウインド(★★★★★★★)
- エートラ10発(★★★★★★★★)
- ジャックハンマー(★★★★★★★★)
- エアータートル、UFO(★★★★★★★★★)
- ダブルエリオ(★★★★★★★★★)
- トーマススイッチ10周(★★★★★★★★★)
- エルボーエアー、エアー10発(★★★★★★★★★★)
- 1990.2000(5周以上)(★★★★★★★★★★)
- 振り返り
初級(〜★★★)
ブレイキンの身体の使い方がまだわかっていなくても、ある程度チャレンジ・習得出来るレベルです。
バク転(★)
習得期間:1日〜
厳密にいうと、バク転はブレイクではありません。
しかし、一般的に凄技として認知されていてとっつきやすいので挙げました。
習得日数も早い人だと1日でマスターできるので、パワームーブの技と比べると難易度は1番低いといえます。
もちろん、
- 綺麗に見せる
- 連続でバク転する
- 恐怖心なくコンクリートでも出来るようになる
にはそれなりの日数が必要です。
↓講座動画↓
スワイプス(★★)
習得期間:1週間〜3ヶ月
手と足を使い、倒立の状態で腰を中心として回る技です。
パワームーブの中で唯一手と足を両方地面に着いている技なので、1番簡単だといえます。
実際、僕自身も高校の時に独学かつ1ヶ月で習得出来ました。
↓講座動画↓
クリケット(★★)
習得期間:1週間〜3ヶ月(人型チェアー習得後)
人型チェアーの状態で跳ねながら駒のように回転する技です。
チェアー力を必要とするので、人型チェアーに慣れていないと習得が難しいです。
でもウインドミルなどのように背中を地面に着くような自転の回転は含まれていないので、難易度は低めに設定しました。
僕はブレイク歴3ヶ月目くらいでトライし、1日で習得しました。
ちなみに、クリケットの様な人型チェアーなどを使い公転系の回転をするパワームーブのジャンルをハンド系と呼びます(クリケット、ジャックハンマー、タートル、UFO、エアータートルなど)。
↓講座動画↓
トーマス1周(★★)
習得期間:2週間〜3ヶ月
体操のあん馬や、ゆかでよく見る技になります。
脚を振って遠心力を作り、腕だけで全身を支えます。
ブレイクでは完全に床の上でやるので、あん馬と比べると更に足を浮かす必要があり、ブレイクのトーマスの方が腰を高くするイメージです。
安定的に連続して回せるようになるのは難しいですが、1周だけであればそこまで難易度は高くありません。
また、腕の長さや手の大きさ、柔軟性にも依存するので、人によって多少の向き不向きはあると感じます。
10周以上回せるようになるにはかなりの根気と鍛錬が必要です。
ちなみに、自分が1番得意な技です!!
↓講座動画↓
ハンドグライド(★★★)
習得期間:1ヶ月〜3ヶ月
人型チェアーの状態で片手でグライドする技です。
クリケットとは違い跳ねずに回転していきます。
跳ねない分、軸が移動しないのでクリケットよりもボディコントロールが難しいです。
高速で回れるようになると見栄えがいいので、バトルでも使えます!
↓講座動画↓
ウインドミル(★★★)
習得期間:1ヶ月〜6ヶ月
パワームーブで1番基礎の技にあたります。
ブレイクダンスといえばウインドミルが思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
芸能人でもナインティナイン岡村さんや佐藤健さん、AAAのにっしーさんなどが出来ることで認知度が広いです。
しかし、基礎のわざといっても正直かなりハードルは高いです。
ブレイク初心者の最初の難関で、ウインドミルが出来るようになるとかなりステータスになります。
バリエーションも多く、ウインド系のジャンルをグラウンド系とも呼びます。
チェアーを入れないノーハンドウインドミルや、脚を組むベビーウインドミルなどは更に難易度は上がりますね。
↓講座動画↓
両手ラビット10回(★★★)
習得期間:1ヶ月〜6ヶ月
逆立ちの状態でピョンピョン跳んで音にハメる技になります。
手で跳ねているイメージが強いですが、実際は脚を使って跳ねる必要があります。
コツがわかってしまえば10回は直ぐ出来るようになります(片手になると一気に難易度は上がりますが)。
ラビットの様に逆立ちで魅せるジャンルを一般的に縦系といい、パワームーバーとはまだ別の位置付けになります。
でもフリーズなどと通ずる部分もあるので、パワームーバーは多少縦系も出来た方がいいでしょう。
↓講座動画↓
タートル(★★★)
習得期間:1ヶ月〜(両方の人型チェアー習得後)
タートルはクリケットと同じくハンド系の技です。
ぱっと見ではクリケットに似ていますが、クリケットは片方の人型チェアーしか刺さないのに対して、タートルの場合は両方の人型チェアーに差し替えながら回転していくので、全く別物になります。
両方の人型チェアーを安定させる必要があるので、クリケットよりも難易度は上です。
↓講座動画↓
ドリル(★★★)
習得期間:2ヶ月〜6ヶ月
3点倒立の状態から手を離し、身体を絞って頭一点でドリルの様に回転する技になります。
ヘッドスピンの最後に身体を絞って数周まわれる人もいます。
3点倒立が安定してくれば1周くらいは回せるようになります。しかし3周以上回すのは至難の技です。
↓講座動画↓
中級(〜★★★★★★)
ここからは中級レベルの技を紹介です!
中級技の基準としては、倒立力やチェアー力などのブレイクの基礎力がある程度無いと難しい技とします。
そのため、習得日数はブレイク0から始めてからの合計日数ではなく、それらの基礎力がついた上で、その技の練習を始めてからの目安になるので注意してください!
1990(1周)(★★★★)
習得期間:1週間〜3ヶ月
倒立の状態から、一瞬片手になって全体重を肩で支えながらドリルのように回転する技です。
倒立力や「絞る」力があれば1周はすぐに回れるようになります。
しかし3周くらい安定して回れる様になるにはかなりの練習時間とセンスが必要です。
ちなみに、世界記録は28周とかになるそうです。笑
↓講座動画↓
2000(1周)(★★★★)
習得期間:1週間〜3ヶ月
2000は1990とほぼ同じで、1990の軸手に逆手を添えて、両手で身体を1本に絞って回るイメージです。
両手だから1990より簡単というわけでは無く、手が離せない分1990よりも多少勇気がいります。
ですが、慣れてしまえば1990も2000も殆ど一緒に感じる人が多いですね。
こちらも3周くらい安定して回すのはかなり難しく、5周以上回れる人は滅多にいません。
↓講座動画↓
ノーハンドウインド(★★★★)
習得期間:ウインド完成から1〜6ヶ月
ウインドミルのチェアーを刺さないバージョン。
ウインドミルの応用で、普通のウインドミルが上達してスピードがつき、腰があがってくると出来るようになります。
スピード感がつくので、見た目も一気にカッコ良く見えます。
手を前で組むバレルや、後ろで組むカフスなど、更に応用技が多数存在します。
ノーハンドが出来るようになったらパワームーブ初心者は卒業といっていいでしょう。
↓講座動画↓
ヘッドスピン[コンティ(手有り)10周](★★★★)
習得期間:3ヶ月〜1年
ヘッドスピンといえばウインドミルと並んで有名な技ですね。
その中でも、手で地面を漕ぎながら回る技をコンティといいます。
手を離すグライドの前に助走としてやることが多いです。手を着いているとはいえ、頭で軸を取りながら回ることはそう簡単ではありません。
ですが、意外と筋力は関係ないのでしっかり3点倒立から安定させて練習を重ねれば誰でも出来るようになります。
↓講座動画↓
エートラ1発(★★★★★)
習得期間:3ヶ月〜1年半
ウインドミルと似ていますが、ウインドと違ってチェアーから背中に落ちるのではなく、チェアーから頭に乗せて1周回ってチェアーに返ってくる技になります。
正直、見た目以上にかなり難しいです。
パワームーブの中では音を取りやすい技なので、パワームーバーとしては習得しておきたい技の1つに入ります。
連発を安定させるのは更に難しいイメージですね。
↓講座動画↓
ステッピン(片手ラビット10回)(★★★★★)
習得期間:3ヶ月〜1年半
ラビットの片手バージョンにあたりますが、難易度は一気に上がります。
ステッピンの派生先として肘に落としたり、また戻したり、脚を組んだりと沢山あります。それらを使いこなすにはかなりの鍛錬と時間を要します。
ここでの習得期間の目安は、10回安定して跳ねる場合の難易度とします。
実はワンハンドキープ(片手で止まり続ける)よりはステッピンで跳ねる方が簡単です。
↓講座動画↓
ヘッドスピン(グライド10周)(★★★★★★)
習得期間:1年〜
手を使って漕ぐコンティとは違い、完全に手を離した状態で回る技です。
まず、コンティで勢いを作れる様にならないといけません。
グライドで10周以上安定的に回れるには相当やり込みが必要です。
出来る様になってしまえば、ムーブ中は他のパワームーブよりもかなり楽な技になります。
↓講座動画↓
トーマス(10周)(★★★★★★)
習得期間:6ヶ月〜3年
先程の1周とは違い10周安定させるのは容易ではありません。
僕も10周を安定させるまでに1年ちょっとかかりました。
トーマスは力や勢いでやろうとしがちですが、実は脱力して腰を上手く扱うことが最重要ポイントになります。
柔軟性も多少あったほうがいいですが、股関節周りが硬くても出来ているbboyを多く見かけます。
トーマスをムーブの中で上手く扱える様になれば、立派なパワームーバーといえるでしょう。
ちなみに体操では開脚旋回、海外ではFLAREと呼ばれています。
↓講座動画↓
ウインドスイッチ(両軸)(★★★★★★)
習得期間:6ヶ月〜
ウインドミルを片方の軸の回転だけでなく、逆の軸でも回転する技です。
右利きの人が左手で箸を使うようなイメージ?
普通のウインドミルでさえ難しいので、相当器用でないと習得出来ません。
僕がブレイクを始めた2014〜2015辺りでは出来ている人があまり見なかったですが、最近はキッズを中心に両方とも出来る人が増えている印象です。
ムーブの見せ方として1周逆で回ってから本軸の回転に持っていく人も多いですが、両方とも綺麗に回れる人は少ないのではないでしょうか。
↓参考動画↓
ベビーウインドミル(★★★★★★)
習得期間:6ヶ月〜
ウインドミルの派生技で、両足を組んで回る技になります。
足を組むので、従来のウインドの様に遠心力をかけることが出来ずかなり難しいです。
ウインドミルは横に転がりながら回転する公転軌道に対して、ベビーウインドミルは跳ねる様にして回っているので、公転よりも上下運動に近いイメージですね。
なので実際習得する際にはウインドミルとは別の技として考えた方がいいと思います。
ウインドミルやエートラと組み合わせれるようになると、グラウンド系の幅がかなり広がります。
↓講座動画↓
エルボーエアー1発、エアー1発(★★★★★★)
習得期間: 3ヶ月〜3年
エアーはパワームーバーの登竜門といえる技です。
逆立ちの状態で脚を振って上体を飛ばし、手だけで身体を支えながら空中で身体を回転させるイメージになります。
肘で飛ばしてキャッチする方がエルボーエアートラックス、手のひらで飛ばしてキャッチする方がエアートラックスですね。
身体が反転した状態で両手が地面から離れるので、アクロバットのような恐怖心も伴います。
この恐怖心故に習得の難易度もかなり上がりますが、
連発ではなく単発+ウインドやトーマスなどの基礎力がしっかり有る状態ならば習得はそこまで難しくはないかもしれません。
ここではエアー→ウインドもしくはエアー→トーマスに繋げて1発とします!
↓講座動画↓
チェアートラックス1発(★★★★★★)
習得期間:3ヶ月〜1年
先程のエアートラックスのチェアーで飛ばすバージョンです。
エアーよりも高さがないので恐怖心はありませんが、チェアーの状態から空中で身体を反転させるのは単純にすごく難しいです。
やっている人が少ないので、マイナー技なイメージ?
↑ここまで綺麗に連発出来るbboyはほぼ居ない↑
ここでは単発の難易度とします。
エアートラックスが出来ている場合は直ぐ出来るかもしれません。
↓講座動画↓
上級(〜★★★★★★★★★★)
ここからは1つの技を極めたり、パワームーブの身体の使い方をマスターした先に習得出来る技が多いです。
全部出来るようになるには最低でも5年はかかると思います。
習得期間の前提として、中級と同様に基礎力がついてからの目安とします。
ワープ(★★★★★★★)
習得期間:1時間〜
エアートラックスの1.5周バージョンです。
キャッチの手をスルーしてそのまま背中で地面に落ちるイメージですね。
見た目はかなりカッコいいですが、倒立の高さから背中で落ちるので、かなりの危険と恐怖心を伴います。
エアー単発が出来ていて、恐怖心さえ超越すれば1日でも習得は可能です。
↓講座動画↓
ダブルウインド(★★★★★★★)
習得期間:6ヶ月〜
ウインドミルからそのまま頭で1回転してウインドミルに戻る技です。
ノーハンドでエートラに繋ぐというイメージがわかりやすいです。
ダブルウインドはエートラよりもウインドミルの延長で繋ぐ感覚が強くて渋いですね。
手が使えない分、ミスをすると膝を強打しかねないので注意が必要です。
グラウンド系の中ではかなり上級レベルの技になります。
↓講座動画↓
エートラ10発(★★★★★★★★)
習得期間:1年〜
単発と連発では安定の難易度がかなり違います。
単発の場合は飛ばしてしまえばキャッチせずともそのままウインドミルに流せますが、連発の場合は毎回チェアーで勢いを持続させながら回転していく必要があるのでコントロールが難しいです。
エートラの連発が出来れば、かなり”音”にはアプローチし易くなります。
↓講座動画↓
ジャックハンマー(★★★★★★★★)
習得期間:1年〜
クリケットの片手バージョンの技です。
人型チェアーの状態で片手で回っていくイメージになります。
かなりの体幹とバランスが必要で、クリケットを相当極める必要があります。
スピードとキレが出てくるとかなりカッコよく、音も取りやすいので、習得出来ればかなり武器になるはずです。
ここまで来るとハンド系に特化している人が多い印象。
↓講座動画↓
エアータートル、UFO(★★★★★★★★★)
習得期間:1年〜
どちらも色んな形や身体の浮かせ方があり、人によって見た目が全然違います。
明確な境目が無い気もするので、2つまとめて紹介しました。
エアータートルはチェアーを刺さないタートルで、身体は反り気味のイメージになります。
体操のフェドルチェンコに似ていますね。
UFOは名前の通りUFOみたく、身体は含み気味で膝も曲げて、高速で回転して身体を浮かせる技です。
エアタートルとUFOの中間タイプの人も多いですね。
どちらもハンド系の最上級の技といっていいでしょう。
↓講座動画↓
ダブルエリオ(★★★★★★★★★)
習得期間:?
ウインドミルの背中で跳ねて、空中で2回転して背中で帰ってくる技です。
頭と身体が一瞬地面から浮くので、グラウンド系のアクセントとしてとてもカッコよく、それなりに難易度も高いです。
まだまだやっている人が少ない印象を受けます。
↓参考動画↓
トーマススイッチ10周(★★★★★★★★★)
習得期間:2年〜
トーマスの逆回転技です。
ウインドミルの逆回転よりも更にボディコントロールを必要とします。
トーマススイッチは海外ではたまに見かけますが、日本では殆ど見かけません。
トーマスの仕組みが完全に理解できれば逆回転でも出来るようになります。1周の難易度はそれ程高くない印象です。
↓講座動画↓
エルボーエアー、エアー10発(★★★★★★★★★★)
習得期間:2年〜5年
パワームーブの基礎技としては最高難易度になります。
エアーは1発ですら難しいですが、2〜3発と連発するのは更に難しいです。
空中で意識しないといけないことが多いですし、そもそもエアーを安定させるまでにも時間がかかります。
ウインドやトーマス、ステッピンやジョーダンなど、様々な基礎力がないと安定的に連発することは困難でしょう。
ブレイク歴3年くらいでエアーを10発出来る人はほとんどいません。
僕は1発までに2週間、2発までに約1年、10発までに4年半かかりました😓
↓講座動画↓
1990.2000(5周以上)(★★★★★★★★★★)
習得期間:?
身体を1本の軸にして、5周以上回る至難の技です。
逆立ちの状態で軸を1本にして、それだけ回り続けるのはかなりの回転力とバランス力が必要になります。
本番で安定的に5周以上回せる人は世界でもほとんどいません。
↓講座動画(ASUKAの先生)↓
振り返り
自分がブレイクを始めた時にかなり気になっていたトピックだったので、自分がある程度の技が出来るようになってきて、この記事が書けたことをかなり嬉しく思います!!!
もちろんこの順位は自分の独断と偏見なので、あくまでも参考程度に見て下さい。
習得期間についてもあくまで目安です。それよりもかなり早く出来ちゃう人もいますし、もっと時間がかかる人も沢山います。
また、それぞれの技の解説の記事や動画もどんどん公開していく予定なので、楽しみにしていてください!